2年前にフランスに行った際、どんな建造物や絵よりも一番感動したのがモネの絵でした。それまで、印象派の絵画をそれほど好きではなかったのですが、とにかくモネを気に入って帰国しました。
オルセーやマルモッタンなどの美術館を回り、すっかりモネに傾倒しています。
今回モチーフにしている「日傘をさす婦人」はワシントン国立美術館所蔵で、まだ実際に見たことはありませんが、いつか実物を見たいと思っています。この作品は、斜め左上の方向から立体物の女性の方向に見ると、「日傘をさす婦人」の立体物として見ることができ、作品を真上から見ると、平面としての「日傘をさす婦人」が見えるようになっています。
立体物としては、緑の小島に道の繋がる砂浜の上の丘で、日傘をさす婦人・カミーユ・モネとモネの息子・ジーンが立っているような作品として見えます。ふたりはレゴランドサイズ(*)で制作しています。
真上から見た時は、絵画「日傘をさす婦人」のモザイク画として見えるようになっています。立体物で「緑の小島」だった部分が「日傘」になって、小島から丘に続く道がカミーユ・モネ。というようなモザイク画になっています。
ひとつのモチーフを他方向から、立体物として、そして平面として、作品が見られるように、まさに騙し絵の構造になっています。
苦労した点は、モザイクを作ること自体が初めてだったことと、部品調達が間に合わなかったこと、そして、8時間という時間の配分がわからなかったことです。 *レゴランドサイズ:レゴ社が運営する遊園地。レゴブロックで作られたミニワールドがあり、そこの縮尺は実物の20分の1のサイズで作られている。 |